兵庫県姫路市の自宅で91歳の母親を足蹴りするなどの暴行を加え死亡させたとして、警察は30日、69歳の息子と36歳の孫を逮捕しました。
また、母親の足首をタオルで緊縛するなどした疑いで、息子の妻が逮捕されました。

傷害致死の疑いで逮捕されたのは、兵庫県姫路市の無職・大居和義容疑者（69）と息子の会社員・大居亮太容疑者（36）で、2023年10月、姫路市内の自宅で、和義容疑者の母親で同居する大居不二子さん（91）に対し、顔面を手で複数回殴打したほか、複数回足蹴りするなどの暴行を加え、外傷性ショックにより死亡させた疑いがもたれています。

また、不二子さんが死亡する2日前、和義容疑者と共謀して、不二子さんの両足首をタオルで緊縛するなどの暴行を加えた疑いで、和義容疑者の妻・大居紀久代容疑者（63）も逮捕されました。

警察によりますと、一家は当時、不二子さんの夫を含む5人暮らしで、「母親が亡くなった」と消防に通報があり、その後の警察の調べて、和義容疑者らが不二子さんへの暴行を認めたということです。

警察の調べに対し、3人は暴行について認める一方、共謀については一部否認しているということです。また、3人は「（不二子さんが）自宅で暴れたりすることから暴行を加えた」という趣旨の供述をしているということで、警察が当時の状況を詳しく調べています。

[YTV]
2024/5/30(木) 11:03
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